こんにちは!ドローン社長の白石です。
私たちはドローンを使った自動航行散布を行っています。
そのため、準備や段取りがとても重要です。
現在、来年に向けた準備も始めていますので、その一部をご紹介します。
この記事でわかること
・農業におけるドローン活用の背景
・DJI農業ドローンの特徴と選び方
・粒剤散布の流れと準備
・メリットとデメリット
ぜひ最後までお読みください!
農業におけるドローン活用の背景
これまで、農業分野でのドローン活用について様々な情報をお届けしてきました。
世界中の農園ではドローンが幅広く活用されていますが、日本ではまだそのポテンシャルを十分に発揮しきれていません。
主な理由は、稲作ではカメムシ防除などの液剤散布に利用が限られているからです。
もし液剤以外の散布用途が広がれば、日本の農業も世界水準に近づくでしょう。
それは具体的には『粒剤散布』です!
そこで今回の記事では、DJIドローンによる粒剤散布の概要と、その具体的な流れについて詳しくお伝えします。
DJI農業ドローンの特徴と選び方
私たちが使用しているのはDJIの「Agras」シリーズです。
「T25」「T30」「T50」などの機種があり、それぞれ粒剤散布に対応しています。
保有している圃場面積や肥料散布の有無によって、最適な機種を選ぶことが重要です。
積載量が少ない機種を選んでしまうと、肥料を何度も補充しなければならず効率が下がります。
また、散布業者としては精度の高い吐出量データを基に作業するため、粒剤の特徴を事前に把握する準備が欠かせません。
機種比較については過去記事をご参照ください。
粒剤散布の流れと準備
粒剤散布は液剤散布とほぼ同じ流れですが、一部異なる工程があります。
具体的には、粒剤の吐出量データを測定し、それを基に独自のテンプレートを作成する作業が追加されます。
データ測定の工程
- 粒剤を事前にお預かりします。
- 実地で吐出量試験を行い、平均値を算出します。
- 測定したデータを基にテンプレートを作成します。
吐出量は機体やファームウェアによっても変動するため、現地で微調整を行いながら散布を進めています。
メリットとデメリット
メリット
- 作業時間の短縮
- 均等な散布が可能
- 環境負荷を軽減
デメリット
- 液剤散布よりもコストが高い
- 初期設定や調整に手間がかかる
いままで手作業でやっていた手間を全て省くことができ、均等に散布が可能です。
また散布量をコントロールできるため環境負荷軽減にも繋がります。
特に大規模農家の方には、効率面で非常に喜ばれています。
また、時間に余裕のない兼業農家の方からの依頼も増えています。
まとめ
以上が粒剤散布の流れと詳細でした。
一度依頼した方からは、「便利すぎて手放せない」との声を多くいただいています。
ご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください!
早めのご連絡で、よりスムーズな準備が可能になります。