こんにちは。ドローン社長です。
GWに入り周りの水田では田植えがはじまりました。
そこで今回からは農業ドローンに特化した情報を多くお届けしていきたいと思います。
農家が抱える問題
日本の農業は担い手不足という大きな課題に直面しています。
高齢化が進む中で、後継者が不足し、新たに農業を始める人が少ないのが現状です。
この問題は、農地の使われ方や生産性に影響を及ぼし、地域経済や食料自給率にも影響を与えています。
担い手不足解消のためには、若者や新規参入者への支援や教育、農業の魅力化や高齢者の支援、そして農業技術の革新やAI、ロボット技術の導入などが必要とされています。
日本の農業が持続可能で豊かなものであるためには、この問題を解決するための政策や取り組みが求められています。
それがスマート農業であり、農業用ドローンの活用ということになります。
リアルな現状
日本の農業の担い手不足問題は、農家ではなくても知っていることだと思います。
でも、直接的に農業に関係なければ解決意識など生まれず、事実として受け止めるだけ「無関係な問題」とうけ止めてしまうのではないでしょうか。
私も地方の少し山手に住んでいて周りには水田が多く、GWになると田植えの風景が広がります。
その時期には手伝いに来た若い人たちの姿を見ることもありますが、基本的には50代以上の方たちがメインで作業をしていて、毎日水田で見かける方たちの顔ぶれは60~70代というのが現実です。
水田は誰もやり手がいないからやめたということはできず、誰かが受け継いでいかなければなりません。
しかし、若い世代の多くは会社勤めで休みの日に農業をやるいという過酷な日々を過ごしています。
じゃあ、専業農家になれば良いのではないかと思われるかもしれませんが、近年物価がどんどん上昇しているのにも関わらず、お米の値段は基本的に据え置きです。
これはお米が日本人の主食だからなのでしょうが、物価上昇は農家も同じで、コンバインや田植え機、乾燥機の燃料代は上がり、生活費も上がっているのにお米の値段が上がらないということは、農家は生活が苦しくなる一方です。
ひとつ方法があるとすれば、作付面積を増やすことですが、先程言ったように会社勤めの兼業農家はこれ以上作付面積を増やすこともできないので、完全に板挟み状態ということになります。
なので、現状での一番は作付け面積を増やしたりするのではなく、農業の労力を減らすことしかないのです。
農家が行える問題解決
例えば100のお米を作るのに、100の労力が必要だとします。
これを仮に『労力単価』という言葉で表すと『1』となります。
兼業農家は作付面積を増やすことが難しいですから、100の労力を50にすることができれば『労力単価』が『2』になります。つまり、これは言い換えると「少ない労力でより多く収穫する」という意味であり、直近の対策としてはこれしかないと言えます。
農家への提案
農家さんにヒアリングを行ったところ、農業で一番楽しいのは収穫だという答えを頂きました。
私もいちごやブルーベリー狩りの楽しさや、自家菜園の楽しみを経験しているので納得いくところですが、逆に収穫以外の作業は大変だと思っているそうです。
手をかけない栽培方法もあるにはありますが、農薬やマイクロプラスチックによる環境汚染の問題があるため、容易には簡単な栽培に飛びつくこともできません。
そこで私が提案するのはドローン農業です。
ドローン農業というと農薬散布をイメージする方がほとんどでしょうし、私も少し前まではそうでした。
しかし、農業用ドローンはここ数年で飛躍的に進化し、1回のフライトで20kgの肥料散布ができるようになりました。
いろんな栽培方法がありますが、肥料散布と農薬散布の年間合計回数は5〜8回。
そのなかでも真夏の肥料散布や農薬散布を1回だけでも農業ドローンに任せれば、かなり身体が楽になります。
高齢の農家さんがブログやYou Tubeを見ていない方が多いのはもちろん知っていますが、だからと言って誰かが発信しなければ農家さんには届かないのも現実です。
なので、もしこのブログにたどり着いた方がいたら、農業をやっているお父さんやおじいちゃんに身体が心配だからとドローン農業を提案してみてください。
それが日本の農業担い手問題を解決する第一歩だと私は思っています。
農家の方々はこれまで田んぼがあるからと、自由に旅行にも出かけられなかったはずです。
なので一部だけドローンさんに任せて、有意義な農業ライフを過ごしてもらえたらと思います。
弊社でも2023年夏頃には、ドローン農業を行う準備をしていますので、ご興味のある方はお気軽にフォームからご連絡ください。
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