こんにちは!ドローン社長です!!
ドローン散布を検討している方からの問合せが日に日に増える今日このごろですが、よく聞かれるのは「どのくらい風の影響を受けるのか?」「ドリフトは大丈夫なのか」ということです。
ドローン散布をご検討されていても、このあたりの疑問がはっきりしないともう一歩踏み込めないと思いますので、お伝えしていきたいと思います。
この記事を読むと
- ドローンはどのくらいの風速でも飛行できるのか
- 散布に適した風速
- ドローン散布とドリフト
についてが分かります。
できる限り簡単にご説明しますので、最後までお付き合いください。
ドローンはどのくらいの風でも飛行できるのか
さて、まずドローンが飛行可能などのくらいの風速でも飛行できるのかということですが、これは機体によって違います。
私の保有するDJI Agras T30を参考にすると。いわゆる耐風性能は『最大風圧抵抗:6m/s』と記載されています。
最大風圧抵抗とは、機体に作用する空気の抵抗の限界値で、機体の大きさや仕様によって風圧抵抗数値は異なり、ドローンを安全に飛ばせる風速は5m/sと言われています。
ただ、「散布に適した風速」というものがありますので、耐風性能は実際には安定性を意味するものになります。
散布に適した風速
ドローンの散布は風速3m/s以下で行うというルールがあります。
それは法律などではありませんが、Agrasは微粒子噴霧を行うため風の影響を受けやすいと言えます。
そのためAgrasの場合、発生されるダウンウォッシュ(吹き下ろしの風)で、作物に吹き付けるようなイメージの設計になっています。
散布自体が風の影響を受けやすいのは仕方のないことですが、夏場の日中に発生する『サーマルウィンド』や風の強い地域の方はご心配かと思います。
結論は風速3m/s以下の時間帯に散布するということになり、早朝または夕方が散布適期となります。
ちなみに風の影響を大きく受けるのは液剤散布であり、粒剤散布にはさほど影響がありません。
ドローン散布とドリフト
あと皆さん心配されるのが「ドリフト」についてです。
ドリフトとは、農薬を作物に散布する際、対象作物以外に飛散することで、もちろんドリフトが発生しないことが理想です。
しかし、常に風は発生しているため、私達は現地で風を計算にいれた飛行ルートの設定を行い散布作業を行います。
これは例えば北風2m/sならば、圃場南辺の飛行ルートを北側に2m移動修正するなどの方法をとります。
また、周辺建物へも考慮し飛行方向などもその場で修正を行い、ドリフトによる悪影響が最小限になるよう配慮しています。
記事や言葉だけでの説明だとなかなかイメージできないかもしれませんので、デモ飛行依頼は随時受付中です。
日程を調整してデモ飛行を行いますので、お気軽にご連絡くださいね!