こんにちは!ドローン社長の白石です。
皆さんは5年後、10年後の稲作がどのように進化していると思いますか?
日本の農業は大規模化の方向へ進んでいますが、それと同時に、日々の作業や圃場管理の効率化も重要な課題となっています。
「労働力の確保」
「後継者の育成」
「デジタル技術の急速な進化」
これらの課題にどう向き合うかが問われています。
見て見ぬふりをするのか、それともチャンスとして活かすのか——。
2023年の基幹的農業従事者数は約116.4万人とされていますが、2040年には約35万人にまで減少するという予測もあります。
つまり、素晴らしい農地があっても、作り手がいなくなる未来が現実味を帯びてきています。
しかし、課題解決のための技術はすぐそこにあります。
そして、それを実現することは可能です。
今回の記事では
・農業とデジタル技術をつなぐ提案
・除草剤散布の課題とデジタル技術の可能性
・未来の除草管理
・実証実験農家さんの募集
これらについてお伝えします。
この記事を通じて、ドローンとデジタル技術の可能性を知っていただければ幸いです。
ぜひ最後までお読みください!
農業とデジタル技術をつなぐ提案
私はドローン散布の代行を専門とする業者ですが、もともと農業に興味があり、実際に手植えで稲作を数年間行った経験があります。
また、起業後は多くの農家さんから稲作に関するお話を伺い、課題や解決策が少しずつ見えてきました。
現在、日本の農業における最大の課題は「人材不足」であり、スマート農業の導入が急務であることは言うまでもありません。
ただし、「スマート農業」と一口に言っても、人工衛星を使う高度な技術から大規模な設備投資が必要なものまで様々で、「自分たちには関係ない」と感じている農家さんも多いのではないでしょうか?
そこで、私たちが実践しているドローンによる自動航行散布や、圃場管理に使っているクラウドアプリ「アグリノート」を活用した提案をご紹介します。
除草剤散布の課題とデジタル技術の可能性
今年は1キロ粒剤の除草剤散布が多かったのですが、圃場を観察する中で、タイミングや条件によって除草効果が異なることに気づきました。
ドローンによる均一散布で効果が最大化すると思っていましたが、実際には適切な時期に適切な除草剤を散布することが最も重要だと分かりました。
しかし、農家さんからは「その判断が難しい」という声も多く、一部の方からは「農薬に関してはほとんど無知」という意見もありました。
そんな中、アグリノートを通じて紹介されたバイエル社のデジタル技術は画期的で、『適切な時期』と『適切な除草剤』を簡単に特定できるとのことです。
未来の除草管理
(↑クリックしてコンセプト動画が見れます)
前述のように、日本の農業が直面する課題には「労働力不足」「後継者不足」があります。
これに対し、バイエル社は「水稲雑草のテーラーメイド防除」という新しいアプローチを提案しています。
従来の一発除草剤では、すべての圃場や雑草に最適というわけにはいきません。
一方、テーラーメイド防除では、圃場ごとの条件に合わせた有効成分を配合し、適切なタイミングで適切な量を散布することで効果を最大化します。
例えば、防除が難しい雑草でも、適切なタイミングで散布することで少量でも高い効果を得られるとのことです。
この技術を実現するためには、専用ウェブアプリ「myBojo」に圃場情報を入力するだけ。
アプリが最適な処方を提案し、過去の防除データを蓄積することで、効率的で持続可能な農業を実現します。
これまで悩みの種だった除草の問題が、この技術で解決できるなら、まさに「スマート農業」の実現と呼べるでしょう。
しかし課題となるのは、こうしたデジタル技術を日々の農業作業の中で、どれだけ活用できるかという点です。
そこで私が注目したのが、圃場の登録、作付け計画、作業記録などの圃場管理を「アグリノート」と連携して行えるという点です。
アグリノートは有料サービスで、私自身は圃場の上限がないLプランを利用しています。
年間利用料を考えると、個人の農家さんには少し負担に感じるかもしれません。
そこで私からの提案ですが、DRONE金沢と連携し、アグリノートを共有して活用してみませんか?
これにより、コストを抑えながら効率的な圃場管理を実現できるはずです。
実証実験農家さんの募集
私は農薬の専門家ではありませんが、バイエル社の提案するデジタル技術には大きな可能性を感じています。
こうした情報は中小規模の農家さんには届きにくい現状がありますが、今回はこれを逆手に取り、中小規模農家さんが率先して新技術を導入する試みを行いたいと考えています。
この記事をお読みの農家さんで、デジタル技術の導入に興味のある方は、ぜひご連絡ください。
費用は通常の散布代行費用のみで、デジタル管理費などはいただきません。
まずは少ない枚数の圃場で試してみることをお勧めします。
未来の農業を共に作り上げていきましょう!
下記のフォームからもご連絡いただけます!